山山行日 2012年6月10日(日)
参加者 CL KM、SL SN、KM、FJK、KD
行程  曽爾高原駐車場 8:40--9:00亀山峠--9:30二本ボソ--10:10倶留尊山--11:20亀山峠--
    亀山大休憩--12:20長尾峠--13:00後古光山--14:00古光山--15:10後古光山--15:40
    長尾峠--16:00駐車場 (約7時間20分)

倶留尊山は室生山地の中心部に位置し最も標高のある山でその西麓には曽爾高原が広がりをみせている。南には室生火山群の一つで別名ぬるべ山と呼ばれる古光山が続いている。

曽爾高原駐車場を9時前に出発。駐車場のすぐ前の道路を渡ったところが登山の入口だ。少し歩くと視野いっぱいに広がる緑のジュータンと高原を吹き抜ける心地よい風に迎えられ気分も爽快だ。ここが曽爾高原だ。
高原の中を今は枯れてしまっているおかめ池を右にみながら亀山峠へと向かう。暑い日差しでもなく絶好の登山日和だ。
亀山峠からはゴロゴロした岩道を登りながら眼下の緑の高原に癒され会話もはずむ。
 30分程で二本ボソに到着。手前の小屋からは私有地のため入山料が必要だ。岩尾根の急坂を30分、倶留尊山に到着。頂上はあまり広くはないが西に兜山、鎧岳の奇岩が見える。
 小休憩の後再び亀山峠へと下り少し先の亀山で昼食をとる。ひとある歩きした後のおにぎりは格別だ。風が少し強くなってきた。
 12時過ぎ気分を引き締め南へと下り車道を横切り長尾峠へと入って行く。長尾峠からはフタカワをはさんで後古光山、古光山と激しいアップダウンのコースだ。長い木製の階段を登りきると左にこれ何の木園、右に山小屋が見えてくる。しばらくはなだらかな稜線歩きでハイキング気分だ。
 ほんの数分一転して急登があらわれた。なかなかの急斜面でロープと両手両足の総動員だが岩石の苔で足元が滑る。こんな急登が二か所連続で攻めてくる。全員慎重に木の根や石角を頼りによじ登る。
CLのKMさんも「ゆっくり、手を右に・・」と声かけをしてくれる。40分後やっと後古光山へたどり着いた。頂上は低木に囲まれた小さなスペースだけで見晴らしもあまりよくない。後古光山を後に先を急ぐ。
メンバーもこの先を思い緊張気味だ。案の定フタカワまでは露岩の急降下であった。あんなに苦労して登ってきたのに何ということか。お尻をついたり後ろ降りしたりとここでも悪戦苦闘でクタクタだ。フタカワからはまたまた急登、直登、ロープの連続だ。次のステップまで足が足らない。手に力が入らない。弱気な気持ちを振り払う。
女性ならとってもうれしい急登(キュート)のはずが・・・
あたりを見る余裕もなくひたすら壁を登り続けるが予定時間より少しオーバー気味のようだ。
少し後ろのメンバーが見えない、KMさんが「オーィ、ヤッホー」、と「もうすぐ行くよー」と返ってくる。14時、必死の頑張りで木立に囲まれた古光山の頂上についた。
ロープのようにメンバーの気持ちもつながった。
気がつけば木々の間から曽爾の高原が一段と緑に輝いていた。
あまりの嬉しさに三等三角点の確認も忘れてしまった。
ホットするのもつかの間、戻りの長尾峠までは逆バージョンの恐怖をもう一度である。あと少し頑張ろう。
やっと長尾峠に出た、ここからは車道を下りながら「行ってこられてよかったね」 「おもしろかったね」、SNさん「曽爾の後ろは大お化けだった」と名言も飛び出し、おしゃべり三昧のうち駐車場に到着。
古光山は標高も距離もたいしたことはないが露岩や浮石、急斜面のロープとスリリングな体験をさせてくれた忘れられない山となった。
和歌山には19時過ぎの到着でした。
CLのKMさん、有難うございました。皆さん本当にお疲れ様でした。
                                     KD記

倶留尊山&古光山

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