初心者のための登山用語小事典
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【アイスクライミング】 凍った滝や岩など氷壁をよじ登ること。アイスクリームを食らうことではない。
  【アイスバーン】 ツルツルに凍った雪面。油断するとバーンと滑る。→クラスト
  【アイスバイル】 氷壁や氷瀑を登る際に使用する短いピッケル。
  【アイゼン】  凍結した山道や斜面を滑らずに歩けるよう登山靴に装着する金属製の爪。爪の数は、4本
           から12本まであって、山行の内容により適切な種類を選択する。
           クランポン(仏語)ともいう。
  【アウター】  上着のこと。→インナー、レイヤード
  【アタック】   攻撃、登山では岩壁や山頂などに挑むこと。
  【アタックザック】 縦長のザック。元は登攀専用だったが、現在はごく一般的な形状のザック。→キスリング
  【アプローチ】 自宅または交通機関の終点から登山開始地点までの区間。玉転がし遊び(最近はゴルフ
           ともいうらしい)で、旗が立っているグリーンを狙うのとは関係ない。
  【アルパイン・クライミング】 岩壁や氷雪の登攀。人工壁を登るフリー・クライミングの対語。
  【アルファー化米】 キャンプ用の乾燥処理米。湯または水を加えるだけで食べられる。→ジフィーズ
  【アルピニズム】 多義的な用語だが、いま一般的には、登山に、より困難な課題を見いだしてそれに
             チャレンジする精神や山行指向を指すように思われる。→バリエーション
  【アンカー】   セルフビレイ(=自己確保)をとる安定した支点。リレー競走とは無関係。→セルフビレイ
  【アンザイレン】 ザイルで身体を結びあうこと。


【インナー】  下着(インナーウエアの略)。登山では速乾素材が良い。→アウター


【ウェディング・シューズ】 沢登りで使うフェルト底の靴。結婚式で履く靴ではない。
  【右岸】(うがん) 上流から谷を見て右側。
  【雲海】(うんかい) 海のように広がった雲のようす。ソバ焼酎とは関係ない。


【エイト環】   急な岩壁を懸垂下降する際に使用する金属製の道具。8の字の形をしている。
  【エクスペディション】 遠征。海外登山。
  【エスケープ】  山行中のトラブル等に対処するため日程やルートを変更すること。
  【エスケープ・ルート】 エスケープのためのルート。緊急時の逃げ道。山に限らず町の暮らしでも用意
                した方が良い人も、まれにいるらしい。
  【エッジ】  地形の場合は岩稜や雪稜。靴の場合は底の側面。内側がインエッジ、外側はアウトエッジ。
  【エビの尻尾】 天ぷらのエビの尻尾状に長く発達した樹氷。→樹氷、ベルグラ


【オーダー】   一列になって歩く場合の順番。先頭がトップ、以下、セカンド、サード…で真ん中が
           ミッテル、最後がラスト、…だが、ラストオーダーは居酒屋の催促的注文打ち切りとは
           無関係と思う。
  【お花摘み】  山スラング(隠語、以下同様)、山の中で女性が用を足すこと。→キジ撃ち
  【お花畑】   高山植物の群生地。


【カール】   圏谷(けんこく)。氷河の侵蝕作用によってできた広い椀状の谷。おやつとは関係ない。
  【確保】 岩場などの通過で、ザイルなどを使用し下まで墜落しないようにすること。→ビレイ
  【ガス】    霧。山霧。モヤ。下界から見れば雲のこともある。これとは別に火山ガスは有毒、要注意。
  【カラビナ】   開閉ゲートがついた金属製の輪。主な用途はザイルを支点にかける際の仲介だが、物を
           吊すなど用途は広い。年配の登山者で「カナビラ」と発声する人がいるが、
           和歌山弁かもしれない。
  【ガリー】    狭い岩の谷。広い谷はクーロワール。
  【ガレ場】    岩や石が不安定にゴロゴロしている場所で歩きにくい。落石に注意。→ラク!
  【滑落】(かつらく) 歩行中に足を踏み外したりバランスを崩して滑り落ちること。


【キジ撃ち】   山スラング、山の中で男性が用を足すこと。→お花摘み
  【キスリング】  帆布製の横長のザック。かつては主流のザックでこれを担いだ若者をカニ族と呼んだ。
            今はあまり見かけない。→アタックザック
  【キックステップ】 雪の斜面などに靴のつま先やかかとを蹴り込んで歩く方法。
  【紀峰山の会】 和歌山県で最も活発な社会人山岳会の一つ。「楽しく安く安全に」を合い言葉に、
            近郊ハイキングから縦走、岩・沢登り、冬山、山スキー、海外遠征まで年間100回以上の
            山行を旺盛に展開。
            毎月第三木曜夜に月例ミーティング。会費月700円。遭難対策基金(=山岳保険)加入。
            事務所:
           TEL:
           URL:http://www.geocities.jp/kihou1973    e-mail:kihou1973@yahoo.co.jp
           入会すると大歓迎され、一緒に山に登る仲間が見つかるうえ、安全な登山の知識も
           学べる(←これホント)。
  【共同装備】 パーティ単位で山行に持参する装備。メンバーのうちで適切に分担する。→個人装備
  【キレット】   尾根がV字に切れ込んだ所。漢字で「切戸」と表記することもある、…が、当て字かな?
  【キンク】    ザイルがよじれること。


【クーロアール】 急峻な岩の溝。ガリーより広い。
  【草付き】   丈の短い植物に覆われた斜面。子連れ登山は「コブ付き」…とは言わない。
  【鎖場】(くさりば) 岩場や急斜面の登り降りのために鎖やロープが固定してある場所。
  【クラック】   岩の割れ目。一般には指が入る程度以上の幅。より細いのはリス。
  【クラスト】   雪の表面が固く凍った状態。日光の熱で雪がいったん融けて凍った場合はサンクラスト、
           強風で凍り付いた場合はウインドクラスト、表面だけ凍結し、氷の下に深雪がある場合は
           ブレーカブ ルクラストまたは「もなか雪」という。いずれもうれしくない雪質。→アイスバーン
  【クリップ】   登攀でザイルをカラビナにかけること。クリップしたらホッとする。
           洗濯物の気分に近いと思う。
  【グリセード】  雪渓を靴とピッケルで滑り降りる技術。→シリセード
  【クレバス】  氷河や雪渓にできた亀裂、割れ目。周縁部でない部分にできるものを指す場合が多い。
           クレヨンの親戚ではない。→シュルンド
  【クロスベアリング】 その地点から見える二カ所以上の地表物から、地図とコンパスを駆使して現在位置
               を割り出すこと。


【ケルン】   ピラミッド型に石を積み重ねた目印。
  【獣道】(けものみち) 動物が頻繁に通ってできた道。この場合、人間は動物に含めない。→踏み跡
  【懸垂下降】(けんすいかこう) 固定ザイルを使って急な岩場を降りること。単に懸垂とも言う。


【高山病】   高山の酸素の薄さから、頭痛や吐き気、めまいなどを起こす病気。
           高度を下げれば回復する。
  【行動食】(こうどうしょく) 登山の途中で簡単に食べられる食料。→レーション
  【ゴーグル】  風防眼鏡。主として雪山で使用する。インターネットの検索エンジンとは関係ない。
  【コースタイム】 ガイドマップ等である地点からある地点までの歩行時間。
             休憩時間は含まないことに注意。
  【コール】   声を掛けること。
  【コッヘル】  アルミやステンレス製の鍋。クッカーとも言う。
          これで割り勘のビールを飲むのはルール違反。
  【個人装備】 山行ですべてのメンバーが持参する装備。→共同装備
  【ゴボウ】  山スラング、固定したザイルにすがって強引に登ること。
  【コル】   山と山を結ぶ稜線で最も低い場所。鞍部(あんぶ)やタワともいう。
          …が、肩こりとも按摩さんとも関係はないらしい。
  【コンパス】  磁石のこと。円を描く道具ではない。足の長さとも関係ない。→シルバコンパス
  【コンロ】   山行中に調理等のための火を得る道具。いまはガスコンロが主流。


【座】     山を数える時の単位。
  【ザイル】  登山用の綱。ロープのこと。
  【左岸】(さがん) 上流から谷を見て左側。
  【ザック】   荷物を入れて背負う袋状の道具。正確にはルックザック。大きさは容量をリットルで表す。
  【サバイバル・キット】 緊急事態に備え必要器材をコンパクトにまとめたもの。どの山行でも持参する。
  【サポート】  山行や登攀を支援すること、または支援する人のこと
  【沢登り】   谷から登る登山方法、水がきれいな日本ならではの登山ジャンル。
  【三点確保】(さんてんかくほ) 両手両足四点のうち三点で体を支え、残る一点を動かして
                     登り降りすること。
  【山行】(さんこう) 山に行くこと。
  【山座同定】(さんざどうてい) 展望の良い所で、地図とコンパスを駆使し見える山々の名を確定すること。
  【桟道】(さんどう) 岩場や崖などに木材やワイヤーで作った橋のような道。


【支点】 登攀の際、万一落ちても止まるようあらかじめザイルを繋ぐポイント、自然物も人工物もある。
  【指導標】   岩などに印されたマル、矢印、バツなどのペンキマーク、木に結ばれた赤布や
          テープなど、登山コースを示す印。
  【ジフィーズ】  水を加えるなどごく簡単な調理で食べられるキャンプ用の乾燥食料。→アルファー化米
  【磁北線】 (じほくせん)  地図上に書き加えた磁石が指す北(磁北)を示す線。
  【ジャミング】  登攀で岩の割れ目に体の一部を挟み込んで体を支えること。単にジャムともいう。
  【シャリばて】  山スラング、山行中、空腹でへばること。そうならないよう、こまめに水と行動食を
           補給する。
  【縦走】(じゅうそう) 複数の山の頂を繋いで登ってゆく山行方法。→ピストン
  【樹氷】 空気中の水蒸気が木の枝などの突起物に触れて昇華(気体から液体を経ず固体に変化すること)
       し氷結したもの。霧氷も同じ。→エビの尻尾、ダイヤモンドダスト
  【シュラフ】   寝袋のこと。シーズンによって使い分ける。
  【シュラフカバー】 冬期、保温のためシュラフに重ねて使用する袋。夏はシュラフの代用にもなる。
  【シュリンゲ】  直径3〜6oの細いザイル。短く切って輪にしておくと使いよい。
  【シュルンド】  氷河や雪渓にできた割れ目。クレバスと異なり、山肌との境界面にできる亀裂を指すことが
            多いようだが、その場合、正確にはベルクシュルンドという。→クレバス
  【シリセード】  山スラング、雪面に尻をつけて滑り降りること。順番が後の方が快適である。→グリセード
  【シルバコンパス】 方位盤にオイルを封入した磁石。読図に不可欠。シルバはメーカー名で、
               お年寄り専用のコンパスという意味ではない。
  【森林限界】  それ以上の標高には高木が生育しない森林の最上限。


【スキットル】  ウイスキー等を入れる平たくて薄い水筒。格好いいけど、量が入らないのが難点。
  【スタンス】  足場。→ホールド
  【ステッキ】  山歩き用の杖。 →ストック
  【ステップカット】 氷や雪の斜面にピッケルなどで足場を刻むこと。
  【ストック】  スキーで使用するリング付きの杖。ステッキの代用にもなる。
  【スパッツ】  靴への水や雪、砂等の進入を防ぐカバー。 膝下全体を包むロングスパッツと、足首だけを
          包む ショートスパッツがある。
  【スノーバー】 雪面にザイルを固定するために使うアルミ製の杭。
  【制動確保】  ザイルを繋いだ登山者が墜落した際に、確保者がザイルを繰り出しながら徐々に制動を
           かけて墜落を止める技術。
  【背負子】(しょいこ) 荷物を背負うフレーム。木製とアルミ製がある。


【雪庇】(せっぴ) 雪が稜線の風下側に庇(ひさし)状に張り出した状態。踏み抜いての滑落や崩落による
              雪崩の誘発などに注意しなければならない。
  【雪渓】(せっけい) 高い山の谷間の残雪。
  【雪洞】(せつどう) 宿泊するため雪に掘った穴。竪穴式と横穴式がある。
  【セルフビレイ】 岩場などから転落しないようシュリンゲ等で自分自身を確保すること。自己確保。


【遭難】   生死にかかわる危険にあうこと。
  【遡行】(そこう) 谷を上流に向かって遡(さかのぼ)ること。失敗しても「素行」が悪い…とは言わない。


【体感温度】 温度計の数値では計りきれない暑さ・寒さの感覚。同じ気温でも体感温度は湿度や日射、
           風等で異なる。例えば風速1mにつき体感温度は1℃下がる。夏山でも寒さの対策は
           不可欠だ。
  【ダイヤモンドダスト】 酷寒(−15℃以下)で空気中の水蒸気が氷の微細な結晶となり(樹氷の項参照)、
                光線を照り返してチリチリと輝く現象。…ロマンチックだが、むさい山男ばっかで
                見ても寒いだけです。
  【単独行】(たんどくこう) ひとりで行う山行。特に慎重な行動が要求される。


【チョーク】  登攀で滑り止めのため手などにつける炭酸マグネシウムの粉。固めると黒板に書くチョーク
           になる(これはホント)。
  【チョック】  岩の割れ目(リス)に差し込んで固定する道具の総称。ナッツ、フレンズなど。
  【チョックストーン】 岩の割れ目や谷に挟まった石。


【ツエルト】  簡易テント。ビバークの可能性が少しでもある山行では3人に一張程度の割合で持参する。


【ディパック】  日帰り山行用の小型ザック。
  【出合】(であい) 谷で二つの流れが合流する所。怪しいサイトとは無関係、
             出会いを期待してはいけない。
  【停滞】   天候の悪化などで行動できず、テントや小屋などで待機すること。山スラングでは沈殿とも
          いい、さらに「チンする」と略してサ変動名詞活用することもある。アルコールさえあれば
          結構楽しい。
  【テープ】   リボン状のひも。シュリンゲと同様に使用する。→シュリンゲ
  【デポ】   荷物や装備を置いておくこと。本来は山行に先立ち食料などを運び上げておくことだったが、
          山頂をピストンをするとき復帰点にザックなどを置いておくことも指すようになった。
          最近できたスポーツ用品店とは関係…あるのかな? わかりません。
  【テルモス】  魔法瓶。
  【テレマーク】 前膝を立て後の膝を折った体制で滑るスキー、またはその技術。スキーの源流。
  【テンション】 張力。ザイルをピンと張ること。ザイルに体重を掛けること。気分感情のことではない。
  【テン場】   山スラング、テントサイトのこと。幕地(まくち)ともいう。


【凍傷】(とうしょう) 寒さで血行が悪くなる状態。軽ければシモヤケ、最悪の場合は体組織の壊死に至る。
  【トカゲ】   山スラング、日当たりのいい岩で昼寝すること。まさに至福の時間。
  【読図】(どくず) 地図に表現されている情報を読み取ること。
  【登山】   山に登ること。方法は多様。
  【登山計画書】 登山届。登山日程、メンバー、分担、緊急連絡先、装備、食料計画などを記載した書類。
  【徒渉】(としょう) 川の流れの中を歩いて対岸に渡ること。
  【トラバース】 山や岩の斜面を水平に横切ること。沢登りでいう「へつり」もトラバースの一種。
  【トレッキング】 登頂を目的とせず、山麓の歩行や森林浴を楽しむこと。
  【トレース】  踏み跡をたどること。また踏み跡をつけること。
  【トレール】  雪面の足跡やスキーの痕跡。踏み跡。


【茄子環】(なすかん) ナス型をした小さなカラビナ。
  【雪崩】(なだれ) 山や傾斜地に積もった雪が大量に崩れ落ちること。
  【ナッツ】   登攀でリスに挟み込んで使う支点の一種。工業用のナットが起源。


【日本百名山】 作家・深田久弥氏が個人的に選んだ百座の山。結構中毒になる人がいる。
  【ニッカーホース】 膝まである登山用の厚手の靴下。
  【ニッカーボッカー】 膝の下で裾を紐やベルトで引き締めて履く登山用の半ズボン。


【ハーケン】  岩壁の割れ目に打ち込んで登攀用の支点とする金具。→ピトン
  【ハーネス】  登攀用の安全ベルト。より正確にはシットハーネス。山スラングでは「ふんどし」。
  【パーティ】  山行を行うグループのこと。酒を飲んで騒ぐ宴会のことではない…と思うけど、近いかも…
  【ハイキング】 山道を歩く形態で登攀具やピッケルなど特殊な用具を使用しない登山方法。
            →バリエーション
  【幕営】(ばくえい) テントを張って野営すること。
  【パッキング】 ザックに荷物を詰めること。
  【バリエーション】 整備された登山道を歩くのでない、一般的には難度の高い登山方法。→アルピニズム
  【ハング】   岩壁が手前に突き出しているところ。 より正確にはオーバーハング。


【ピーク】   山頂。尾根上の突起を指すこともある。
  【ビーコン】  雪崩で埋設された人を発見するための電波送受信機。正確にはアバランチビーコン。
  【ピークハント】 登頂を目的とする登山。
  【ピストン】   山頂などを同じコースで往き帰りすること。
  【非常食】  全ての食料が尽きたときに最後に頼る食料。一般には長持ちする高カロリー食品で、黒砂糖、
         チョコレート、カロリーメイト等。サバイバルキットに必ず入れる。→サバイバルキット、予備食
  【ピッケル】  雪山で使用するつるはし付の杖。
  【ピトン】    →ハーケン
  【ピナクル】  針峰。針のように尖った岩峰。
  【避難小屋】  山の宿泊や休憩に使えるが、寝具や食料はなく管理人も常駐しない建物。
  【ビバーク】  緊急露営。急きょ予定外にテント泊もしくは野営で一夜を過ごすこと。→ツエルト
  【ヒュッテ】   山小屋。
  【ビレイ】  岩場などの通過で、ザイルなどを使用し下まで墜落しないようにすること。→確保


【フィックスザイル】 固定ザイル(ロープ)。急な岩場などに備え付けたザイル。
  【フォール・ライン】 斜面の最大傾斜線。つまり人が転がり落ちるときにたどるコース。
  【踏み跡】   登山道ほど明瞭ではないが、人が通った痕跡のあるところ。→獣道
  【プラトー】   高原状の平坦な台地。
  【ブリザード】  地吹雪。積もった雪が強風によって吹き上げられる現象。
  【プルージック】 シュリンゲをザイルにつなぐ結び方の一つ。前には進むが後には戻りにくいので、
             フィックスザイルを使用して登る際に使う。→ユマール
  【フレーク】   岩壁から剥がれたような板状の岩。朝メシのシリアルではないので牛乳をかけては
           いけない。
  【ブロッケン現象】 稜線や山の頂に立つ自分の影が雲や霧に投影される現象。ブロッケンはドイツの
              山の名。


【ペグ】    テントの張り綱を固定するため地面や雪面に打ち込む木製又は金属製の杭。
  【ベースキャンプ】 登山基地となる固定キャンプ。
  【ベルグラ】   岩に張り付いた氷。同様の氷が木につけば樹氷または霧氷。
  【ベンチレータ】 テントや雪洞の換気穴。


【細引き】    直径1〜2oの極細ザイル。
  【ホワイトアウト】 霧や吹雪などで視界が利かなくなってしまうこと。→リングワンデルング
  【ホールド】   岩登りなどでの手掛かりのこと。通常、ホールドは次の段階のスタンスに使える。
  【ポンチョ】   裾のない頭から被るフード付きのレインウエア。涼しいが風が吹くと難儀する。


【捲く】(まく=巻く) 滝や岩場などの難所を遠巻きにして避けながら進むこと。
  【マット】    テント泊で使用する。テント全体に敷くものと個人用のものがある。


【水場】    飲料水が得られる場所。


【霧氷】 樹氷と同じ。→樹氷、ダイヤモンドダスト


【メタ】     アルコール性の固体燃料。サバイバルキットの一つだが、たき火の焚き付けにも使える。


【木道】(もくどう) 湿原などを保護するため木製の角材で作られた道。


【藪漕ぎ】(やぶこぎ) 笹や低木などのヤブをかき分けて進むこと。
  【山小屋】   登山者が宿泊や休憩に利用する建物。宿泊はできるだけ予約して行った方がいい。


【ユマール】  登高器。前にのみ滑らせることができ、後には戻らない構造をしており、固定ロープに
            かけて使用する。→プルージック


【呼び子】   笛。探索、連絡などで使用する。客引きのあんちゃんやオバサンのことではない。
  【予備食】  準備した食料が不足したときの備え。一般には即席ラーメン等。→非常食


【ラク!】    落石のこと。発見したら直ちに大声で「ラク!」と叫び、周囲に危険を知らせる。
  【ラッセル】   深雪を踏み分けて歩くこと。
  【ランニングビレイ】 登攀の際に、もし失敗しても地面まで落ちないよう一定間隔ごとに取る確保支点。


【リス】     岩の細い割れ目。太いシッポはついていない。
  【リッジ】    やせた岩尾根のこと。特に鋭いものをナイフリッジと呼ぶ。
  【稜線】(りょうせん) 山の頂と別の山の頂を結んだ線。尾根ともいう。
  【リングワンデルング】 環状彷徨。ホワイトアウトなどにより、まっすぐに進んでいるつもりが同じ所へ戻って
                 きてしまう現象。


【ルート】    歩行するコース、道筋。
  【ルートファインディング】 適切なルートを探索、判断し、選択すること。


【レイヤード】  重ね着のこと。レイヤードの調整といえば衣類を脱いだり着たりして快適性を確保すること。
  【レーション】  行動食。語源は兵隊の一日分の食料。→行動食
  【レスキューシート】 ビバーク等の際に使用するアルミ蒸着シート。サバイバルキットに入れる。


【ローインパクト】 自然環境への影響を最小限に抑えること。凱旋門賞で惜敗した馬とは無関係である。
  【ロールペーパー】 トイレットペーパーのこと。芯を抜くと小さくなり持ち運びに便利。ただし、野外で
               やむを得ず用足しに使用しても、絶対に残置してはいけない。必ず持ち帰ろう。


【わかん】   深雪を歩く際、足が潜るのを防ぐため靴に取り付ける楕円型の輪。木製とアルミ製がある。
           この西洋型がスノーシューやスノーラケット。


                                    ( 以上文責:紀峰山の会会長 )

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